【オンライン授業のコツ】学習者を飽きさせない。
こんにちは。めがねです。
2020年5月末現在、日本では新型コロナウイルスで新しい生活様式が求められています。
それは教育現場も同じです。
今は、通常授業と並行し、オンラインの授業の継続も必要と言われています。
今回は【日本語学校でのオンライン授業】というところにフォーカスして、話をしていきたいと思います。
日本語学校のオンライン授業
日本語学校では、zoomやgoogle meet、そのほかにもLINEアプリを使ったオンライン授業を実施しています。その中でも主流はzoomのようですね。
まずは「私が勤務している学校の出来事」についてお話しさせていただきます。
2020年5月8日からオンライン授業を始めました。
最初は通常で50×4コマでいこうという話もありましたが、
- 学生のWi-Fi環境
- 集中力を保てるか
- 20名近くを一度に実施できるか
という観点で、50×1コマ授業をしてきました。
その分、授業後の宿題、課題を出して、google formsで提出して確認するという形を取りました。
その判断は間違っていなかったと思います。
事前に学生にポケットWi-Fiを準備するなどすべきでしたが、
今学校にあるリソースでのこの対応で正解だったと思います。
政府のテレワーク助成金も申請していましたが、5月中旬に問い合わせの電話がきて、
5月28日現在でまだ支払いが決定するか分かりません。
さて、本ブログのテーマであるオンライン授業のコツについてお話ししていきましょう。
1 勉強するページの提示方法をはっきりと
教科書のページを毎回はっきり伝えてください。
オンラインだと音声が途切れてしまうこともあり、うまく聞き取れない場合があります。
また、学習者の手元も見えないため、教材のページ数を確認することが難しいです。
そのため、
・画面に勉強するページを見せる。
・メッセージでページ数を送信する。
・ホワイトボードにおおきく太字でページ数を書く。
こういった配慮をしていないと、開けているページが違うまま授業を進めてしまいます。
指示はしっかりわかりやすく提示しましょう。落ち着いて授業を進めていきましょう。
2 画面共有ばかりにならないように。
授業では、通常の画面にホワイトボードを置いて、授業を進める方もいますし、
パワーポイントを共有して、基本的には画面共有で授業を進める方もいるかと思います。
ここは授業の内容や、先生の能力にもよると思いますが、基本的には、画面共有を使って授業を行い、意識して共有を切って顔を見せるようにしています。
なぜかというと、
・文字ばかり見るだけだと、授業が短調に感じる。
・画面共有だけだと、先生に見られている感覚が薄く集中が途切れる。
・教師の身振り、手振りや表現で学習者の注目を惹きつける。
例えば、導入や例文作りは写真、絵を使って画面共有で行い、会話表現を教えたり、学生の質問に答えるときは共有を切ることも効果的だと考えています。
また、最近の学習者の方はパソコンではなく、スマートフォンで参加する方も多いです。
その場合は、一つひとつの文字がかなり小さく見えています。
サイズを大きく、ボールドにして、文字のスタイルにも注意してください。
時間がある方は、一度スマホの画面共有の字の大きさを確認するのをおすすめします。
3 オンラインに適した授業内容とは?
漢字、語彙、文法、読解、聴解、会話、発音など基本的にどれでもいいと思います。
特に聴解は音声をCDで流すことができ、いらすとや選択肢を共有すれば何ら問題なく行うことができます。
一人で周りの音に邪魔されず集中して聞けるので、聴解は適していると思います。
個人的には「読解」(時間を測って行う速読)は、画面を見て速く読ませるのは難しいと思います。
こちらはスマホの画面に表示できる文字数に限界もあるので、難しさがありますね。
まとめ
やればやるほどオンライン授業の良さ、課題が見つかります。
自分の個性とオンライン授業の良さを上手く組み合わせて、あなたにしかできない授業スタイルを確立しましょう。
また、オンライン授業を実施する方はぜひ、ワイヤレスイヤホンの購入をお勧めします。
周りの雑音もカットしてくれて、授業に集中することができます。
ワイヤレスなので、身振り手振りも自由にでき、授業しやすいです。
快適間違いなしです!
以上、めがね先生でした!