日本語教育能力検定試験の合格率【過去6年間】
みなさん、こんにちは!
めがねです。
日本語教育能力検定試験を受験する方に朗報ですが、合格率が数年前に比べて上がっています。
過去の合格率を振り返りながら、独自の考察していきたいと思います。
日本語教育能力検定試験の過去6年間の合格率
年代 合格率 平均点
2015年 22.9% 153.1
2016年 25.0% 161.0
2017年 25.5% 160.8
2018年 28.4% 163.7
2019年 28.3% 163.3
2020年 28.9% 160.1
※合格率=合格者の人数÷全科目受験者
受験生の増加に伴い、合格率も上がっているようです。
ちなみに令和元年度以降は、応募者が1万人を軽く超えています。
(参考資料 過去の試験データ)↓
http://www.jees.or.jp/jltct/pdf/R2-1obosya.pdf
2015年から5年間で約6%合格率が増加しています。
4人に1人ではなく3人に1人くらいの合格率に近づいています。
応募したにも関わらず受験されていない人も多く、急用の方もいれば、準備不足で受けなかった方もいるかと思われます。
当日も準備不足の方もある程度いらっしゃると思うので、しっかり準備をすれば合格圏内に入ることは十分に可能だと考えます。
平均点はここ5年間は160点近辺を推移しており、大きな変化はありません。
ここで合格率が上がっている理由を考えていきましょう。 ※個人の見解です
1.本試験が絶対評価であるため
日本語教員となるために学習している者,日本語教員として教育に携わっている者を対象として,日本語教育の実践につながる体系的な知識が基礎的な水準に達しているかどうか,状況に応じてそれらの知識を関連づけ多様な現場に対応する能力が基礎的な水準に達しているかどうかを検定することを目的とする。
JLPTのように点数で合否を決めるのではなく、基礎的な水準に達していれば合格することができます。
2.受験者のレベルが上がっている
数多くの日本語教育機関や、専門学校等において日本語教育能力検定試験の対策講座が受講できます。
また、YouTubeやブログ等のSNSを通じて、無料で勉強できるツールも増えてました。
忙しい日々を過ごしている方もいると思うので、自分のスケジュールに合った勉強方法を選択することが可能になりました。
受験者全体のレベルが上がった場合、例年の合格率に捉われずに合格者を例年より多く出すこともあり得ると思います。
3.まとめ
公認日本語教師の資格ができた場合、本試験の立ち位置がどうなるかはとても気になります。
2020年4月に特定技能という新しいビザが取得可能となり、それに向けて留学生の日本語教育は欠かせないものとなっています。
今後日本語教師の需要はさらに増加するため、本試験の重要性は増していくかもしれません。
今後も私のYouTubeでは日本語教育能力検定試験に関する情報をアップしていきます。
ぜひお時間あるときにご覧くださいませ。